LUMIX G9 PROユーザーの皆さん。朗報です！パナソニックが11月19日に「LUMIX GH5」「LUMIX GH5S」「LUMIX G9 PRO」の最新ファームウェアを公開すると発表しました。GH5シリーズは動画に強く、G9 PROは写真に強い。そんなイメージがあったと思いますが…
今回のアップデートでG9 PROの動画性能がグッと進化します。もはや別のカメラなのでは？と思うほどのアップデートでGH5シリーズとG9 PROの住み分けがあやふやになってしまうほどのインパクトです。
LUMIX G9 PRO ファームウェアVer.2.0
自分はLUMIX G9 PROを愛用しているので今回の記事では「DC-G9」のファームウェアアップデートで進化したポイントだけまとめておきます。GH5シリーズと比較するとG9 PROは値下がりが激しい機種になるので…今回のアップデートでYouTuberにも人気が出そうな予感！
動物の動きにしっかりフォーカスする「動物認識AF」に対応
LUMIX Sシリーズで人気の「動物認識AF」が使えるようになります。 G9 PROは人体認識AFに優れたカメラでしたが…これからは鳥、イヌ科（オオカミなどを含む）、ネコ科（ライオンなどを含む）の動物の大きさや位置を認識し動物の体にAF枠を最大3枠表示してくれます。さらに動物の顔の向きに関わらず被写体へのピント合わせが可能になります！これはペットを飼っている方や野鳥撮影を趣味にしている方には嬉しいアップデートだと思います。
遠近の被写体、どちらを狙う場合も迷わない「AF-ON近側／遠側設定」に対応
ピントを合わせたい被写体が、手前にあるか奥にあるか、優先する対象を選べる新しいAF制御が使えるようになります。AF-ON時に［近側］に設定すればピントが背景に抜けるケースを抑えられ、［遠側］では手前の障害物の影響を受けにくいので、スムーズなピント合わせが可能になるそうです。
特にLUMIX G9 PROは自撮り撮影時にピントが奥に抜ける事もあるので…近側AFに設定すれば快適なピント合わせが可能になりそうで期待しています！また［近側］［遠側］は、Fnボタンに設定することで瞬時に切り換えることが出来ます。
動画記録機能の大幅な向上
これが個人的に最大の魅力です。
動画機能が少し弱かったG9 PROですが…今回のアップデートで「4：2：2 10bit記録 4K/30p記録（MOV）、VFR、HLG動画、V-Log L（別売DMW-SFU1）」に対応します。
まず4：2：2 10bit記録という機能がどんなものか分からない方が多いと思うので…参考になりそうな動画を貼っておきます。
今までもLUMIX G9 PROの機能には満足していましたが…唯一不満だったのは「Log撮影」に関する機能です。今回のアップデートで有料にはなりますが「V-LogLに対応」しました！これにより映画のようなおしゃれな色味に仕上げるLUT（ルックアップテーブル）を使ったカラーグレーディングが可能になります。
価格は9,100円（税抜）になるので…安くはありませんがG9 PROで本格的な動画撮影を試したいなら必須のアップグレードだと思います。
さらに…VFRにも対応します。これは4KやFHD動画でスローモーション動画やクイックモーション動画を撮影可能にする機能です。
4Kでは2〜60fps、FHDでは2〜180fpsを選択可能。海外のおしゃれなVLOGを見ていると頻繁にスローモーションを使っていますが…これからはG9 PROでも気軽に撮影する事が出来ます！
まとめ
その他にもAF時ピーキング、HLG動画（HDR動画）、ハイレゾモード時の動き補正に対応などなど…進化しまくりのアップデートになっています。何度も書いていますが…今回のアップデートでG9 PROの動画機能が一気に進化します。
もちろん動画撮影に関してはGHシリーズに劣る部分もありますが…自分のように「写真も撮りたい・動画も撮りたい」という人にとっては最強のカメラになると思います。何より価格が下がっているのでコスパも抜群です。発売時のAmazon価格は226,670円でしたが…現在のAmazon価格は139,000円です。一気に激推しカメラになりました。
とにかく…11月19日が楽しみです！それじゃ！また！
