梅佳代「白い犬」レビュー

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白い犬

梅佳代さんの写真集にちょくちょく登場している「白い犬」。うめかよファンなら「あぁ!あの写真集に写ってたワンちゃん!」って思う…「あの白い犬」が一冊の写真集になりました。

という何とも普通の書き出しでスタートしましたが…この写真集は、表紙を見た瞬間「内容は全く分からないけど欲しい!」そう思いました(笑)

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梅佳代(うめかよ)「白い犬」

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白い犬が目を見開いてジャンプしているブレた写真が表紙です。雑種犬ならではの可愛さと…あの梅佳代が17年撮り続けたというだけで欲しくなってしまったんです。

しかもタイトルが良い。最近発売されるワンちゃんの写真集は「○○犬の○○写真集」とか犬の名前や特徴をアピールしたものが多いんですが…この本は「白い犬」ですからね。何とも他人行儀なタイトルにも魅力を感じました。

白い犬 うめかよ

はじめのころは木の枝で撫でとったけど、最後のほうは友達やったと思う。

本屋さんでビニールにつつまれた「白い犬」を手に取ると…やっぱり何だか他人行儀なイメージが漂っていて…「17年も撮ってるのにどういう事だ!?」って。それが最終的な購入のきっかけになりました。

どうしてこんなに距離感を感じるんだろう…?そう思いながら読み終わったんですが、このワンちゃんはうめかよさんが能登から出た後に実家にやってきた子だったんですって。そのあたりの話を犬が怖かった。という記事で知って納得。

しかも怖くて最初は触れなかったとの事。だからタイトルも帯のコメントもこんな感じなのかってさらに納得。もし、この写真集を買う予定の方がいたら…買って読み終わったあとに先ほどのリンクをチェックしてもらいたいです。

予備知識なしの状態で写真集を見て、その後どういう状況で撮っていたのか?などなど細かな気持ちを知ると…さらに面白い写真集です。

フィルムカメラ 日付

それと…うめかよさんはフィルムカメラで撮影しているので日付入りの写真が多いんですよ。7年という月日が一冊に凝縮されていますが、この日付をチェックすると…5月、8月中旬、年末年始が多い事に気づきます。

その理由も「ほぼ日刊イトイ新聞」を読んだから分かったわけで…先ほどの記事は連載になっていてまだ終わってないんですが写真集とセットで読むべきだと思いました。

茶色い犬

写真はトリミングしてありますが、これはツマーの実家で飼っている「茶色い犬」です(笑)自分もツマーの家に行くと犬の写真を撮ります。もちろん怖くもないし大好きなんですが…白い犬と茶色い犬をダブらせて写真集を見てしまって、何だか凄く親近感、そして印象に残る一冊になりました!それじゃ!また!

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白い犬

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