写ルンですの写りを楽しめる「GIZMON Utulens」をマイクロフォーサーズで使ってみました。

当ページのリンクには広告が含まれています。
Utulens レビュー

GIZMON Utulens

先日写ルンですのレンズを二枚使った「Wtulens」というミラーレス用のレンズを紹介しましたが、今回は写ルンですのレンズを1枚使った「GIZMON Utulens」のレビューを書いていきます。

Wtulensは広角レンズでEマウントを使いレビューしましたが、今回は32mm F16のUtulensをマイクロフォーサーズで使ってみました。ですから…換算64mmで中望遠レンズ的な使用感になります。

Utulensをマイクロフォーサーズでレビューしている人が少なかったので…あえての選択です(笑)

※ギズモショップさんからレビュー用に提供して頂きました。ありがとうございます!

目次

GIZMON Utulens(ウツレンズ)レビュー

GIZMON Utulens

レンズ本体、マウントアダプター、六角レンチ、説明書、専用ポーチ、スキンシール。レンズにシールを貼る事で着せ替えが出来るのが面白い!

Utulens レビュー

マウントアダプター部分(左)はL39-M4/3(マイクロフォーサーズ)と書かれていますが、これはL39マウントのマウントアダプターになっています。

L39マウント アダプター

ですからUtulensだけじゃなくライカのレンズを使う事も可能になります。3,980円の安いレンズですが…レンズ沼の入り口になりかねない製品です(笑)

レンズ本体にはネジが切ってあるのでグルグルと回して装着しましょう。

Utulens レビュー

マウント部分は金属製になっているので安心感があります。

Utulens マイクロフォーサーズ

Utulens マイクロフォーサーズ

今回はルミックス G8に取り付けてみました。パンケーキレンズになるので非常にコンパクト!めちゃくちゃ軽いしボディキャップ代わりに使える雰囲気です。

Utulens シール

4種類のスキンシールが付属しています。どれを貼ろうか悩みましたが…レコード柄のシールを選んでみました。

Utulens シール

雰囲気がグッと変わります。写りだけじゃなく見た目も面白い変わったレンズです。で、ここまで書いておいてなんですが…Utulensは「写ルンです」のレンズを再利用して作られた製品になります。

写ルンです レンズ ミラーレス

ですから大量生産が出来ないんです。一週間に一度くらいで入荷するそうですが…とにかくマニア心をくすぐる面白いレンズだと思います。

そして…もちろんオートフォーカスが使えるレンズではないのでパンフォーカスで使う事になります。しかし裏技的なテクニックとして前面のレンズユニットのネジを緩めると、近い場所へのフォーカスを合わせることができます。

Utulens レビュー

あまり緩めるとレンズが外れてしまいますが、これをうまく使えばある程度被写体に近づいた撮影も可能になります。

GIZMON Utulens(ウツレンズ)作例写真

Utulens 作例

マイクロフォーサーズで使うと換算64mmになるので…写ルンですの画角とは全く違うものになりますが写りは強烈です!

Utulens 作例写真

Utulens 作例写真

全体的にゆるい写りで少し赤っぽい色味で写る事が多いレンズでした。今回載せている写真は全てJPEG撮って出し。何も加工していない状態なんですが…すでにフィルムカメラで撮ったような雰囲気に仕上がっています!

Utulens 作例写真

Utulens 作例写真

Utulens 作例写真

外観レビューでチラッと書きましたがレンズをクルクルと回す事で近距離でのピントも合うようになります。

Utulens 作例写真

Utulens 作例写真

これをうまく応用すると、ピントが全く合っていないピンぼけ写真も撮れるので…

Utulens 作例写真

こんな感じでフィルムカメラで撮ったけど失敗しちゃった!的な写真を撮る事も出来ます。この写真とかマジでそれっぽい写りだと思いませんか!?

Utulens 作例写真

ただ…逆光に弱いのか?理由は分かりませんが…驚くほど真っ赤な写真になる事もあります。

Utulens 作例写真

Utulens 作例写真

最新のミラーレス機を使っているのにこんな変な写りをするなんて…ビックリです!しかし…他の作例見てもここまで赤く染まってる人がいなかったのでちょっと不安(笑)

※追記

機種によってはホワイトバランスの検出が狂い逆光で撮ると真っ赤な写真が撮れてしまう事があるそうです。たしかに…今回の写真は全てホワイトバランスオートで撮影していました。

Utulens 写真 赤い

これを回避するには…ホワイトバランスをデイライトに固定して撮影すると真っ赤にはならないとの事。次回からはホワイトバランスを変えて撮ってみます!

Utulens 作例写真

Utulens 作例写真

Utulensをマイクロフォーサーズで使うと中望遠になってしまうので…避けている方も多いと思いますが実際に使ってみると写ルンですのゆるい写りは健在ですし何を撮っても面白いレンズです。

Utulens

この変な写りは意外とポートレートでも楽しめました。とにかく軽い小さなレンズになるので持ち運びも楽々です。綺麗に撮れる普通のレンズに飽きたら…ギズモショップさんから発売されている2種類の写ルンですを再利用したレンズを買って遊んでみると楽しいと思いますよ。それじゃ!また!

Utulens レビュー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてみんなに伝えよう
目次